それは花のように儚くて
強く振舞っていても酷く弱くて
壊れるのなんか、いとも簡単だったんだ
そして、それは花のように美しくて
F L O W E R
は今自分が置かれている立場を理解するのにそう時間はかからなかった。
背中はベッド。
自分を押し倒しているのはイザーク。
直ぐ、この後何をするのか理解出来た。
「イザ・・・・ク・・・・・・?」
「・・・・貴様は本当に・・・そいつとの結婚など望んではいないのだな・・・?」
「そんな・・・当たり前じゃない・・!」
「・・・・・・・・・・」
唇が塞がれる。
イザークの舌がの口に侵入してきて、はそのあまりの速さに息をする事も許されなかった。
何度も角度を変えて舌を絡ませ、イザークがの口を解放するとどちらのものか分からない唾液が糸を引いた。
「はっ・・・・ぁ・・・・・」
イザークは片手での手首を押さえ、もう片方の手で起用にの軍服を脱がしにかかった。
それは器用に簡単に前が開き、の下着が露になった。
ブラのホックを外すと、の綺麗な形の整った胸が解放された。
イザークは突起を口に入れ、舌でそれを弄んだ。
「ぁ・・・・・・んっ・・・イザ・・・・」
の甘い声が部屋中に響く。
「・・・もっと・・」
の胸を軽く揉むと、下の入り口に手を伸ばし、下着越しにソコを触る。
するとソコは充分に濡れていて、イザークの指をすんなりと受け入れた。
指を一本入れるとくちゅ、といらやしい水音が響く。
二本、三本と指を増やしてもはイザークを受け入れる。
「イザー・・ク・・・・だ、め・・・っ」
「・・・・・なっ・・・」
のいきなりの言葉にイザークは動きを止める。
「駄目だよ・・・・イザ・・ク・・・・・」
「・・・は何も気にしなくて良いんだ・・・俺が・・・・・」
「うう、ん・・・・駄目・・なの・・・・・・お父様もお母、様も・・・・許してくれる筈・・・ないの・・・・」
期待はしていた。
けど、たった十七歳の成人もしていない男と女が最高議会になんか逆らえる訳が無い。
小さい頃から大好きだった両親。
あたしの事を分かってるようで、実は何も分かっていない。
『この人と結婚する方がの幸せなのよ』
そんなの、どうして親に分かるの。
そんな事、自分で決める事でしょ?
自分に合う人かどうかは自分で決める。
お母様はあたしが小さい頃からずっとそう言ってたじゃない。
本当に娘の幸せを願ってるのだったら、どうしてあたしはこんなにも悲しいの?
どうして、涙が止まらないの?
こんなのが『幸せ』な筈ないじゃない。
「イザーク・・・・あたし、は・・・」
「・・・・・・」
「イザークと別れたくなんか、ないんだよ・・・?」
「・・・俺もだ・・・・・・」
「お父様もお母様も・・・あたしの事何も理解してない」
「ずっと・・・イザークの傍にいたいよ・・・・・・・・!!」
イザークは何も言わなかった。
代わりに、の唇に軽いキスが落ちた。
ふと、イザークを見上げると彼は悲しそうに笑っていた。
「・・・・・・俺を、信じろ・・・・必ずそんな縁談を壊してやるから・・・」
「・・・・・うん・・・信じるよ・・・イザークを・・・信じる・・・・・・」
イザークはの言葉を聴くと、また行為を再開した。
「ぅあ・・・・・んっ、はぁ・・・・・・っ」
「・・・・・・」
「イザーク・・・・・信じてる・・から・・・・・」
イザークが自分のモノをの中に入れると、二人は同時に果てた。
は涙を流しながらも気を失って。
イザークの目にも少量の涙が流れた。
イザーク、信じてる。
イザークと繋がれるのはこれが最後じゃないって事を。
お父様やお母様が分からなくたってあたしはイザークのいい所いっぱい知ってる。
祝福の花束なんていらない。
汚れきったあたしにはそんな綺麗な花は似合わないから。
あたしに合う華はイザークだけだって。
お父様もお母様もいつかきっとそれを理解してくれる。
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あとがき(言い訳)
・・・・・・。何かコメントの仕様がないって言うか・・・。
エロじゃないですね。微エロ・・・微々エロ・・・・!?
とにかく力不足ですみません。。。もっと精進しますのでどうか見捨てないでやって下さい。
夢で初裏・・・もっと慣れなければいけませんね(汗)
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